―――💖愛される喜び💖-――
何でこうなっているというと、先程、彼女は人魚に戻ってしまい、父親がかけた封印が溶けた。父親に封印されてしまい、この🌸華子🌸に人間を殺させようとした様だ。🌸華子🌸の父親はアースと呼ばれており、人間界とは犬猿の仲であった。🌸華子🌸の母を殺されてしまったからだ。恨みは恨みを買う。人魚界で一番の綺麗な人魚であり、人間に捕まって、食べられてしまった。助けられなかった。今、此の🌸華子🌸同じ思いをしている。🌸華子🌸はポロポロと涙が出てくる。
その様子を見て、美月は🌸華子🌸『お前の価値だ―――。御前は・・・人魚じゃない・・・森・・・梓だ・・・だから・・・目を覚ませ―――。』と優しく笑った。梓はボロボロと涙
彼は『お前の・・・好きに・・・しろ・・・齧り付きたければ・・・すればよい・・・出なければ、祝言など・・・出来ぬぞ・・・』と言った。美月の言葉に、牙を向いており、頬に線が付いており、彼女の眼は真っ赤だった。ぐぃっと沢山噛みつくと、ぶしゃーっと、大量な血が噴き出し、梓、否、🌸華子🌸は我に返ると、『み・・・美月・・・』と呟いた。彼は『梓・・・しっかりしろ・・・お前のしたい事は・・・何だ?言ってみろ・・・この間、言っただろう・・・』と笑う。
―――キスしたって・・・お前は・・・普通の・・・人間の感情がある・・・それを・・・忘れるな・・・そう言っただろう?俺の事・・・忘れるな・・・俺も・・・お前と共に行きたい・・・梓・・・そうだろう・・・お前は誰だ・・・人魚の人格に・・・負けるなよ・・・お前は・・・正真正銘の人間の巫女である・・・その証拠に、お前は・・・いろ色な人々が、好きなんじゃないのかい?俺すら・・・嫌いなのか?―――目を覚ませ・・・俺は・・・お前と一緒に居られなくて・・・寂しかった。だから、祝言を挙げよう。だから、一緒に・・・城に来い・・・これからは、自分自身を守るんでなく、俺に頼ってきて来ることもして良い。だから、大好きだから。
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