―――💖愛される喜び💖-――
武蔵千代は女神様であり、常人には見えないはずだ。女神様でもあり、神子の力もあり、彼女は言葉を喋る時と、喋らない時がある。彼女は神社を抜け出すと、『―――此処?・・・山犬の土地は・・・』と喋った。その山犬達の親玉は吃驚しており、『―――貴方・・・何者・・・?私達の・・・森に・・・また来るとは・・・』と言った。それから、彼女はニヤッと笑った。それから、千代はラマにスゥ、と手を差し出すと、『私と・・・手を組もう・・・お前の根城は・・・私が・・・守る・・・その代わり―――。』と言う。その代わりに、お前の目にある勾玉を貰いたい。そういうと、ラマはじっと睨んできた。この目元にある勾玉はとてもキラキラと光っており、まるで待っているように、真っ白く光っていた。勾玉は現代にあるのは、三日月のような形をしており、キラキラと光っている。何で、言葉を話せるかと言うと、『―――この・・・勾玉が・・・』彼女を動かしており、口を正直に動かしていた。ラマはじっと見ていると、『―――お前・・・人間の女・・・なのに・・・神子と山犬に身を費やすとは・・・良い度胸だ・・・気に入った・・・お前を・・・仲間に・・・』と言った。
『―――仲間に・・・加えてくれるのかしら・・・その代わり・・・こちらも・・・牛を・・・頼む事言にしよう・・・それなら・・・私は・・・勾玉を守る事に専念するわ・・・』
それから、彼女は勾玉を使ってこの森の中で暮らす事になった。山犬達の食事を任されるし、神子としての修業をしなければならない。勾玉が操っており、彼女は『―――ラ・・・ラマ・・・』と呟くと、『―――あ・・・貴方は・・・山犬・・・私達の・・・女神・・・様・・・』と呟いた。
『―――お前・・・この私の事を・・・覚えているのか?』
『覚えております・・・この間は、救ってくれるとは思っていなかったわ・・・ありがとう―――。私達がお世話になる事になった城は・・・とても・・・居心地が良いわ・・・』
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