―――💖愛される喜び💖-――

―――それから―――
彼女達は自分達の事情により、彼女は神子の修業をする事になった。馬に乗ったり、山犬に乗ったり、弓矢と神楽鈴と簪をと笛を武器として、とても器用に扱えるようになり、とても面白い話だ。
色々な力があり、彼女は山犬に魂を売ってしまい、山犬の人格となってしまった。山犬の姫となった今、この池の森の中で、薬草を使いながら、御粥をこさえたりしていた。味噌汁と卵粥がある。
山犬の神様の力をもってして、とある森の中で暮らしている、城の男性と共に暮らす事になった。
時々、白く光っていた瞳は消えるし、茶色の瞳を見る事が出来る。彼からすれば、彼女の生まれ変わりだ。彼女は言葉が分からないのか、何なのか、キョトンとすると、『私は・・・み・・・こ・・・』と言って来た。其れだけしか言わない。山犬の言葉は分かるようで、山の森に入る事になると、白く瞳が光り、『―――我は・・・山犬の身だ・・・人間に・・・身を許してはならない。人間は我らを崇めておりながら、この勾玉を欲してくる・・・あの男もそうだ・・・』と言う。だから、山犬の力をもってしても、『私が・・・この勾玉を守らねばならない・・・』と言う。其の言葉に、山犬達は騒ぎ出した。親玉の大山犬は睨み付けると、『―――我らとの約束は・・・守ってくれるのだろうな？守ってくれるのだろうな？この土地を・・・』と問い質した。
『―――勿論だ・・・』
其の言葉に、百合となった、前世の人格を思い出し、『―――我は・・・神子だ・・・この世の支配下にある・・・』と叫び出した。其の言葉に、山犬達は吃驚しており、彼女は胸元に手を添えると、ぴかーっと魔法陣が白く光り、吃驚した。
―――この世の物は・・・全て・・・私のものだ・・・