―――💖愛される喜び💖-――
突然だが、『―――美保りん』はきっと、幸せになる事はない、そう思うようになってしまった。母親が人の話をせずに、自分の言いたい事ばかり言っているから、のぞみんを避けるようになってしまった。『美保りん』は唯、結斗君と添い遂げたいだけなのに、何故、言う事を聞いてくれないのか?―――それは―――。とても大好きな人と一緒に居るのは良いが、自分の気持だけを押し通すると、誰もが話を聞いてくれなくなってしまう。彼女はずっと結斗君が好きだったようで、二十五年も月日が経ち、楽しみにしている物語が、録画されていなくて、彼女はずっと好きなドラマでもあり、口を塞ぐことになってしまった。何処かで、好きな映画を見たくなる。
彼女は小さい頃、懐かしかった家族を、取り戻したいだけなのかもしれない。喧嘩をしながら、だけど、直ぐに和解する、そんな仲良しこよしに見えるが、温かい家族に見守られていたかった。有希も確かに、そう思っている時があるし、母親と父親にガツン、と言った時があるし、あの厳しい母親も『―――美保りん』との生活を取り戻したいと、そう思っているのではないか?―――。誰もがそう思うべきではないか?―――『美保りん』と言う、気持ちが子供の人は、最近、とても沢山、いると思う。記憶喪失になったり、一人で何処へでも行けなくなったり、引きこもりの人も増えてきていませんか?―――のぞみんだけではない。結斗君だって、仕事が軌道に乗らず、教師の道も迷っている。迷っている場合ではない、自分のやりたい事を見付けてから、就職と言うのはするものだ。『美保りん』と祐樹君は結局、別れてしまい、彼女は余計に可笑しくなった。恋愛感情を持っていても、中途半端な気持ちがないと、相手からも、逃げられてしまう事になる。だから、家庭問題が起きている事もある。だから、恋愛感情を持っていても、一緒に居られるかと思うと、そうは思えなくなってきてしまう。それだから、家庭が大嫌いになってしまい、あれから、大変な事になってしまう事もある。それから、とても大変なっている。
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