奥手な二人の両片思い
「確かに。甘くない物って言ったら、ポテトチップスとかジャーキーとか、するめしか思いつかないよ」
「それ、お菓子というよりおつまみですよ……」
苦笑いしている彼をよそに思考を巡らせる。
上川くんは人気者だから、たくさんお菓子もらうかもしれない。
お菓子が甘い物ばっかりだと胃もたれしそう。
あまり体に負担にならない、甘さ控えめの物がいいかな。
「ありがとう」
「いえ、お役に立てたのなら幸いです」
なんて丁寧な言葉遣い。
というか、私のこと苦手なはずなのに、なんだかんだ助けてくれるよね。
「本当にありがとう! モルくんにもお菓子あげるね!」
「あっ……お気持ちだけ受け取っておきます」
「すみません」と丁重にお断り。
フフッ、モルくんらしいなぁ。
微笑ましい気持ちで彼を見送った。
◇
夕食を食べ終えてベッドに寝転び、お菓子を調べる。
「やっぱりチョコ系が王道だよねぇ……」
生チョコ、トリュフチョコ、チョコクッキー、チョコドーナツ。
どれも美味しそう。あ、このドーナツ甘さ控えめみたい。
スマホ画面をスクロールしていると、チョコ味のアメが目に止まった。
へぇ、色んな形があるんだ。
これなら誰ともかぶらなそうでいいかも!
「それ、お菓子というよりおつまみですよ……」
苦笑いしている彼をよそに思考を巡らせる。
上川くんは人気者だから、たくさんお菓子もらうかもしれない。
お菓子が甘い物ばっかりだと胃もたれしそう。
あまり体に負担にならない、甘さ控えめの物がいいかな。
「ありがとう」
「いえ、お役に立てたのなら幸いです」
なんて丁寧な言葉遣い。
というか、私のこと苦手なはずなのに、なんだかんだ助けてくれるよね。
「本当にありがとう! モルくんにもお菓子あげるね!」
「あっ……お気持ちだけ受け取っておきます」
「すみません」と丁重にお断り。
フフッ、モルくんらしいなぁ。
微笑ましい気持ちで彼を見送った。
◇
夕食を食べ終えてベッドに寝転び、お菓子を調べる。
「やっぱりチョコ系が王道だよねぇ……」
生チョコ、トリュフチョコ、チョコクッキー、チョコドーナツ。
どれも美味しそう。あ、このドーナツ甘さ控えめみたい。
スマホ画面をスクロールしていると、チョコ味のアメが目に止まった。
へぇ、色んな形があるんだ。
これなら誰ともかぶらなそうでいいかも!