奥手な二人の両片思い
◇
「清花のクラスは体育何時間あるの?」
「週2。菫は?」
「週3!」
お昼を食べ終え、バドミントンをしながら、お互いの学校生活について話す。
「理系って科目が多いって聞いたけど、どんな感じ?」
「教科書が多いからバッグが重い! 置き勉したいけど、復習しないとわからなくなるから全部持って帰ってる」
「わぁ偉いね。あれ? 清花って自転車通学じゃなかった?」
「うん、一応。でも、立ち漕ぎし過ぎて壊れたから歩いて行ってる」
「え~! 肩重くない?」
「めちゃめちゃ重いよ。最近肩が痛いんだよね」
シャトルを打ち返しながら肩を回す清花。
そっか。教科書が多いならノートも多くなるよね。
華奢な清花には負担が大きいはず。
「骨痛めないように気をつけてね」
「フフッ……はーい。ありがとう」
上川くんも、「勉強頑張んなきゃ」って言ってたから、もしかしたら清花みたいにバッグ重いのかも。
一緒にいる時は楽しく話しているけれど、1人になったらげっそり疲れてたりして。
男の子とはいえ、上川くんも細身だし、骨痛めないといいけど……。
って、また考えてる!
今はバドミントンと清花の話に集中しないと!
「清花のクラスは体育何時間あるの?」
「週2。菫は?」
「週3!」
お昼を食べ終え、バドミントンをしながら、お互いの学校生活について話す。
「理系って科目が多いって聞いたけど、どんな感じ?」
「教科書が多いからバッグが重い! 置き勉したいけど、復習しないとわからなくなるから全部持って帰ってる」
「わぁ偉いね。あれ? 清花って自転車通学じゃなかった?」
「うん、一応。でも、立ち漕ぎし過ぎて壊れたから歩いて行ってる」
「え~! 肩重くない?」
「めちゃめちゃ重いよ。最近肩が痛いんだよね」
シャトルを打ち返しながら肩を回す清花。
そっか。教科書が多いならノートも多くなるよね。
華奢な清花には負担が大きいはず。
「骨痛めないように気をつけてね」
「フフッ……はーい。ありがとう」
上川くんも、「勉強頑張んなきゃ」って言ってたから、もしかしたら清花みたいにバッグ重いのかも。
一緒にいる時は楽しく話しているけれど、1人になったらげっそり疲れてたりして。
男の子とはいえ、上川くんも細身だし、骨痛めないといいけど……。
って、また考えてる!
今はバドミントンと清花の話に集中しないと!