奥手な二人の両片思い
【クリスマスツリー コスプレ】
【クリスマスツリー コーデ】
と、打ち込んで画像検索してみたものの、これだ! と思えるような写真は見つからなかった。
「どうしよう……」
服を並べたベッドの上に寝転ぶ。
たくさん服持ってるのに、こういう時に限って着ていく服がないなんて……。
こうなったら、新しく飾りを買って服につけるしかないのか……?
「……あ、そうだ」
起き上がり、スマホのメモを開く。
確か俺、お菓子持っていく担当だったよな。
それなら……。
「……よし! これならいけるかも!」
◇
迎えた終業式の日。
放課後を告げるチャイムが鳴ると、一目散に昇降口へ。
急いで帰って着替えて、駅で綿原さんと待ち合わせする予定だ。
「あっ、おーい!」
バタつきながら靴を履き替えて校門へ向かうと、前方に綿原さんの姿を見つけた。
「上川くん! 走ってきたの?」
「ホームルーム長引いちゃって……」
息切れしながら一緒に駅へ向かう。
良かった……なんとか間に合いそうだ。
「ねぇ、上川くん達仮装するって聞いたんだけど、本当?」
「うん。持ってる服でクリスマスをイメージしたコーデで行くよ」
「へぇ〜! 上川くんは何コーデなの?」
【クリスマスツリー コーデ】
と、打ち込んで画像検索してみたものの、これだ! と思えるような写真は見つからなかった。
「どうしよう……」
服を並べたベッドの上に寝転ぶ。
たくさん服持ってるのに、こういう時に限って着ていく服がないなんて……。
こうなったら、新しく飾りを買って服につけるしかないのか……?
「……あ、そうだ」
起き上がり、スマホのメモを開く。
確か俺、お菓子持っていく担当だったよな。
それなら……。
「……よし! これならいけるかも!」
◇
迎えた終業式の日。
放課後を告げるチャイムが鳴ると、一目散に昇降口へ。
急いで帰って着替えて、駅で綿原さんと待ち合わせする予定だ。
「あっ、おーい!」
バタつきながら靴を履き替えて校門へ向かうと、前方に綿原さんの姿を見つけた。
「上川くん! 走ってきたの?」
「ホームルーム長引いちゃって……」
息切れしながら一緒に駅へ向かう。
良かった……なんとか間に合いそうだ。
「ねぇ、上川くん達仮装するって聞いたんだけど、本当?」
「うん。持ってる服でクリスマスをイメージしたコーデで行くよ」
「へぇ〜! 上川くんは何コーデなの?」