イロイロな恋 【激短編】
「記念日どこ行く??」
圭悟に家まで送ってもらい
今は部屋の中で電話中
「わりぃ…予定入ってんだ」
圭悟が予定いれてることは
珍しかったから
その時はなんともおもわなかったんだ
「そっかー残念」
「日曜日会おうか。記念日会えない変わりに」
「ほんと!?わーぃ会おう」
子供のようにはしゃぐ私
電話を切ってからも
早く日曜日にならないか
ドキドキしていた
私は窓から蓮が帰ってくるのを
待っていた
蓮とは幼なじみ
家も隣通し
で親同士も仲がいいから
週1は一緒にご飯を食べていた
今日も遅いな
と想いながら
夜風にあたりうとうとしていたら
下から声がしてきた
「寝ると死ぬぞ」
「も…ちょぃ…」
下からは無反応
私はまた眠り始めた
今度は深い眠り