年上幼なじみのあぶない溺愛

「本当に話してた通りの子だね。どう？今度、私と一緒に遊びに行かない？」

「え、あの……」


　女の人にこれほど迫られたことはないため、どうすればいいのかわからず、言葉に詰まらせてしまう。


「すみません、俺は宮下にグループ招待してもらいますね。戸崎先輩も手間だと思うんで」


　するとまた火神くんが間に入ってくれ、助けてくれた。

　本当に感謝してもしきれない。


「あなたは志羽ちゃんと同じクラス代表の子？」
「そうですけど……」

「なるほど……これは一波乱ありそうね」
「はい？」


　沙良先輩の興味は私から火神くんに移ったようで、火神くんと向き合う形になった。