年上幼なじみのあぶない溺愛
8.糖度高めの時間
体育祭が近づくにつれ、春哉くんは忙しそうだった。
団のトップに立つ者として、いろいろと仕事が多いらしい。
そのうえ、団をまとめなければいけないため、相当大変な思いをしているはずだ。
「あら志羽ちゃん、おはよう」
「おはようございます!」
最近春哉くんとの時間があまりなくて寂しかったけれど、嬉しいことに、春哉くんから会いたいという連絡が届いたのだ。
そのため休日である今日に春哉くんと会うことになったのである。