年上幼なじみのあぶない溺愛
春哉くんは私が食べている間、ずっと視線を向けられていたため、気まずかったというか、恥ずかしかった。
「お待たせしました……!」
いつもよりも早くご飯を食べたため、少し気持ち悪かったけれど、春哉くんを待たせるわけにもいかず、急いで準備をした。
「……ふっ」
慌てすぎて部屋に忘れ物をしていたり、洗面所やリビング、部屋を何度も行き来していたためか、私を見た春哉くんに笑われてしまう。
恥ずかしくて顔が熱くなり、咄嗟に俯いてしまう。もっと春哉くんのように余裕ある人になりたいという意思はあった。
「ほら、制服が乱れてるよ。髪も……」
「……っ」
俯いていると、春哉くんが立ち上がり、私の制服に触れてきた。