年上幼なじみのあぶない溺愛



 けれど正直、春哉くんに彼女ができたなら泣いて、しばらくは立ち直れないだろう。


「志羽はそんなに幼なじみが好きなんだね。付き合ったときはぜったいに紹介してよ!」

「つ、付き合うなんてそんな……」


 もし春哉くんと付き合ったら……と想像してみたけれど、いつも通りの日常しか思い浮かばない。

 妹のように甘やかしてくれ、可愛がってくれる春哉くんとの日々しか考えられなかった。


 だって、春哉くんと恋人らしいことなんて……。


 そこまできて、ようやく春哉くんにキスされたり、大胆に触られたことを思い出す。

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