年上幼なじみのあぶない溺愛
先ほどの女の人たちと同様、写真をお願いしたいだけなのだけれど。
勘違いをさせてしまって申し訳ないと思ったけれど、望美ちゃんは話を終わらせてまでこちらに来てくれたことに対して喜んでいる様子だった。
「特に重要なことではないんですけど、私たちも春……春哉先輩と一緒に撮りたいなって!」
望美ちゃんは少し緊張した面持ちで春哉くんのことを名前で呼び、見事に成功していた。
こんな風に勇気が出せるのって、本当にすごいなと思う。