年上幼なじみのあぶない溺愛



「今さらだけど、となりに座って大丈夫?」
「えっと……」

「大丈夫です!ぜんぜん余裕があるので!」


 どうにかして春哉くんに離れてもらえないだろうかと考えていると、望美ちゃんが代わりに大丈夫だと答えていた。


「ありがとう。みんな、初めての体育祭は楽しめた?」

 春哉くんの質問に対し、みんな食い気味に頷き、返事をしていた。

 私もみんなに合わせて頷いたけれど、正直話が入ってこない。

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