年上幼なじみのあぶない溺愛
「じゃあこれからどうしようか。テレビでも観る?」
「観る!」
春哉くんの言葉に食いつき、私は目を輝かせる。だってご飯を食べたあとも春哉くんといられるのだ。
テレビの前に移動した私たちは、ソファに腰をおろした。
最初は春哉くんと一緒にテレビを観ていたけれど、朝が早かったためか、徐々に眠気が私を襲った。
まぶたが重くなり、つい隣に座る春哉くんにもたれかかってしまう。
「……志羽?」
「んー……」
結局眠気に抗えなかった私は、そのまま意識が途絶えてしまう。
「……本当に無防備だね、俺の志羽は」
次に目が覚めたときは自分のベッドにいて、外はすっかり暗い夜になっていた。