年上幼なじみのあぶない溺愛



 少し俯く形で寝ていたけれど、その寝顔はかっこいいと思うほど整っていた。

 春哉くんの寝顔も本当に絵に出てくるようなかっこよさで……あまり春哉くんの寝顔を見れる機会はないけれど。


 むしろ私のほうが高確率で春哉くんに寝顔を見せてしまっている気がする。

 変な顔になってないかと心配になったけれど、それよりまずは火神くんを起こさないと……!


「火神くん、着いたよ。おはよう」


 最初は軽く肩を叩いたけれど反応がない。
 かなり深い眠りのようで、今度は肩を揺すってみる。

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