Honey×Secret
「確かこのチケット…
全部で"4枚"あったよね?」
「そうだけど…あ!」
"4枚"という言葉に反応したのか
御子柴くんはニコリと笑いながら…
「じゃあさ…この4人で行こうよ!」
「え、4人で…?」
「そう4人!神々さんと
甘蜜さんと吏人と俺で!」
"どう?"という表情で
私たちに答えを求めてきた。
「結ちゃんが行くなら私はいいけど…」
「え、本当に!?」
「…うん」
ようやく咲彩ちゃんが折れて
しまったのか断った時と同じ
苦笑いで御子柴くんに返事をした。
*
*
*
*
*
…てか咲彩ちゃん私が
行くならって言ってたよね!?
「…」
「…」
咲彩ちゃんが言っていた事を
思い返し御子柴くんの方へ向くと
強い眼差しで私を見ていた。
「…」
「…」
そして後ろにいる雪城くんの方へ
視界に向けると目を細めて
微笑みながら頷いていた。
「結ちゃん…やっぱり行くの嫌だ?」
「え、そんな事ないよ…!」
「じゃあ…行く?」
ニコリと微笑みながら聞かれ
正直私は完全におまけ扱いされてる
御子柴くんたちと一緒に行くのは
気が重く楽しめるか不安だが…
咲彩ちゃんと一緒に楽しみながら
ミルキーを見られればいいや…と
思い私はゆっくりと頷いた。