天魔の華は夜に咲く
暫く部屋で休んでいると侍女のリアが来てくれた。


「本日の晩餐は魔王様の都合により無しになりました。ですが四大魔将のエレヴォス様が是非にとご所望でございます」


「エレヴォスさん・・ですか」


「はい。お仕度が済んだら迎えに来るとの事です」


「・・わかりました」


センジュは素直に頷く。


_もっと四大魔将の人達の事、知らないといけない。ずっと逃げていても・・解決しない。私が魔界の王女なんだとしたら、目を背けちゃいけないんだ。


心にリディの可愛らしい笑顔が刻まれていた。


_悲しんでいるだけじゃ、駄目なんだ。強く・・ならなきゃ。





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