魔界の華は夜に咲く
「いや、どうやら私も親馬鹿になっちゃったみたいでねー」
「・・え?」
セヴィオが見上げると、気まずそうに笑うセンジュを見つける。
「センジュがセヴィオを応援しに行きたいっていうもんだから、来ちゃったんだよ」
魔王ともあろう者がテヘペロしている。
その顔にはセンジュも目を丸くした。
_めちゃくちゃ機嫌が良いのはなんで???
センジュの頭をなでながら魔王は言った。
「ま、センジュにも魔界のアレコレを知って欲しかったし、丁度良かったんだ」
「は、そうでしたか・・」
「それにお前は大事な四大魔将の1人、だからね」
魔王の言葉に思わず感極まりそうになってしまった。
_こんな俺を認めてくださると!?失態したばかりの俺を??
「センジュがね」
「センジュ・・が?」
「次の四大魔将を補充っていっても質が落ちたら意味ないし。もっと1人の戦士として大切にするべきじゃないかって。諭されちゃってさぁ。まぁー・・センジュの言う事も一理あるなって思ってね」
「そのような・・恐れ多い・・こんな俺を」
「私もお前達をセンジュのパートナー候補として一人一人よく見てみるよ」
「はっ」
センジュは恥ずかしい思いを押し殺して言葉を添えた。
「そ、それは置いといて!魔界のルールなんて全然知らないけど、もっと命は大事にして欲しいよ。セヴィオには死んでほしくない・・私が言っても説得力ないかもだけど」
「・・ああ、そうだな。あんたがそう言うのなら・・そうする」
「よかった」
2人のやりとりを見て魔王は嬉しそうにニコニコ微笑む。
「センジュの言ってる事、魔族にとっては酷な話なんだけどね」
「え?そうなの?」
「まあ、どんなに苦しんでも生きろって意味に捉えると・・結構辛いからね。魔族は命に対してプライド高いんだよ」
「そんなつもりじゃ・・」
魔王はセンジュの頭を撫でる。
「うんうん、そんなところもアンジュにそっくりだからいいよ」
よほど母が好きらしい。
たびたび名前を出しては愛おしそうにセンジュの頭を撫でる魔王だった。
「・・え?」
セヴィオが見上げると、気まずそうに笑うセンジュを見つける。
「センジュがセヴィオを応援しに行きたいっていうもんだから、来ちゃったんだよ」
魔王ともあろう者がテヘペロしている。
その顔にはセンジュも目を丸くした。
_めちゃくちゃ機嫌が良いのはなんで???
センジュの頭をなでながら魔王は言った。
「ま、センジュにも魔界のアレコレを知って欲しかったし、丁度良かったんだ」
「は、そうでしたか・・」
「それにお前は大事な四大魔将の1人、だからね」
魔王の言葉に思わず感極まりそうになってしまった。
_こんな俺を認めてくださると!?失態したばかりの俺を??
「センジュがね」
「センジュ・・が?」
「次の四大魔将を補充っていっても質が落ちたら意味ないし。もっと1人の戦士として大切にするべきじゃないかって。諭されちゃってさぁ。まぁー・・センジュの言う事も一理あるなって思ってね」
「そのような・・恐れ多い・・こんな俺を」
「私もお前達をセンジュのパートナー候補として一人一人よく見てみるよ」
「はっ」
センジュは恥ずかしい思いを押し殺して言葉を添えた。
「そ、それは置いといて!魔界のルールなんて全然知らないけど、もっと命は大事にして欲しいよ。セヴィオには死んでほしくない・・私が言っても説得力ないかもだけど」
「・・ああ、そうだな。あんたがそう言うのなら・・そうする」
「よかった」
2人のやりとりを見て魔王は嬉しそうにニコニコ微笑む。
「センジュの言ってる事、魔族にとっては酷な話なんだけどね」
「え?そうなの?」
「まあ、どんなに苦しんでも生きろって意味に捉えると・・結構辛いからね。魔族は命に対してプライド高いんだよ」
「そんなつもりじゃ・・」
魔王はセンジュの頭を撫でる。
「うんうん、そんなところもアンジュにそっくりだからいいよ」
よほど母が好きらしい。
たびたび名前を出しては愛おしそうにセンジュの頭を撫でる魔王だった。