魔界の華は夜に咲く
「本当は・・今すぐにでもめちゃくちゃにしたいくらいだけど」

「え¨・・」

「抱いて、抱きまくって・・ムリヤリ俺のモンにしたいくらい」

「そそそっ・・」

そんな事を言われたセンジュの心臓はフル稼働だ。
バクバクが止まらない。
プチパニックだ。


「だけど・・あんたが嫌がるなら、我慢する」


何度も頬にキスを堕としながら言った。


「我慢するから・・俺を男としてちゃんと見て」


そう言われ、センジュの体全体が沸騰しそうな程に体温が上がった。


「わ・・わ、わかった!わかりました!だから・・ちょっと離れてっ」


センジュの方もセヴィオの想いにあてられて妙な気持ちだった。
恥ずかしさでいっぱいいっぱいだ。
男子に面と向かって口説かれたことなど経験ゼロだ。


「息が出来ないっ・・体が変っ・・息が出来ないからっ!!」

「ははっ・・いい傾向じゃん。可愛い」

「よくなっ・・んっ・・っ・」


その唇はセヴィオの唇によって塞がれた。

それから何度も貪られた。
滑り込む舌が息すらもさせない。
セヴィオ本人も本能に抗えずいた。

「んっ・・はっ」

「ち・・やべえ・・マジ・・わりぃ」
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