魔界の華は夜に咲く
一番奥のテーブルに通される。

歩いていると食事している魔族たちが驚いている様だった。


「あの、視線が凄いですが」


「そうだな。だが丁度カーテンで仕切れるようになっているから平気だろう。
私服の部下が近くで待機している」


_あ、もしかして四大魔将がいるっていう事自体凄いって事なのかな?
なんか嬉しそうに眺めている人もいたし。睨まれてる感じじゃなかったし。



「俺はこういう庶民的なレストランが好きなんだが、なかなか来れなくてな。
センジュ姫の護衛という特権をもらったのでチャンスだと思ったんだ」


「あ・・ありがとうございます」


_私の為に連れてきてくれたんだ。



テーブルの席に着くとおしゃれなワイン色のカーテンで仕切られた。



「この方がゆっくり話も出来るしな」


「あ・・はい」



_話・・ってなんだろう?




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