魔界の華は夜に咲く
「意外とペロッといったな」


「意外といっちゃいました・・」


パンケーキは本当に美味しかった。


「また連れてきてやる」


「あ・・ありがとうございます」


行儀よくお辞儀をするとアルヴァンは含み笑いをしている。


「内心は気が気でない感じもするが」


「えっと・・まあ・・」



_奥さんも娘さんもいるならなんで?パパの命令だから絶対なの?



「ここじゃ落ち着かないし、公園にでも行こう。そこで話そう」


「あ・・はい」



言われるがままセンジュは従った。

公園の方が解放感もあっていいだろうと思った。
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