綺桜の舞う

俺のことを信用してくれてるんなら、ありがたいけど、ただ普段を見てると、あっちこっちフラフラ。
手綱引いてなきゃどっか行っちゃうんじゃないかって思うくらい、アクティブ。


学校では大体告白されてるところに遭遇するし、家帰ったらずっと喋り続けてる。
これじゃあ見てない時は当たり前に誰とでも話してるわけで。


……俺が、こんな重症だったっけ。
バカバカしい。


俺はゆっくり目を閉じる。
薬の影響ですぐに意識を手放した。