綺桜の舞う
ちなみにこいつ、姫野が暴走族の人間であることに泣いてるわけじゃない。
姫野が暴走族だと、姫野といつも一緒にいる陽向の想い人、有村沙彩もあいつの仲間、である可能性が高くなる。
……と、なると。
「敵じゃんんん……」
「まだ決まったわけじゃないだろ」
「……でもさ?でも、でも……」
「同盟組むっていってたろ?」
「あっ、そっか」
飄々と立ち上がる陽向。
……ほんと、なんなんだろ。
「あっ、そう言えば昨日叶奏ちゃんと仲良いみたいな話してたけど。どーなの?」
にっこり笑って、着替えを始める陽向。
可愛い容姿に反して、腹筋は割れまくり。
「いや……別に」
「なーにみーにゃん。隠し事?
僕に教えてみなよ?」
「ほんとになんもない。ただ」
「ただ?」
今朝の姫野の顔を思い出す。
「……部屋、隣なんだよ」
姫野が暴走族だと、姫野といつも一緒にいる陽向の想い人、有村沙彩もあいつの仲間、である可能性が高くなる。
……と、なると。
「敵じゃんんん……」
「まだ決まったわけじゃないだろ」
「……でもさ?でも、でも……」
「同盟組むっていってたろ?」
「あっ、そっか」
飄々と立ち上がる陽向。
……ほんと、なんなんだろ。
「あっ、そう言えば昨日叶奏ちゃんと仲良いみたいな話してたけど。どーなの?」
にっこり笑って、着替えを始める陽向。
可愛い容姿に反して、腹筋は割れまくり。
「いや……別に」
「なーにみーにゃん。隠し事?
僕に教えてみなよ?」
「ほんとになんもない。ただ」
「ただ?」
今朝の姫野の顔を思い出す。
「……部屋、隣なんだよ」