綺桜の舞う
伊織は陽向の頭を撫でて膝の上に乗せる。
「ていうか、雪兎、彼女作らないって言ってなかったっけ」
「……沙彩の存在抹消してカウントしないつもりだったんだけど。別に、お互い慰めてただけだし」
「……なに、お互いって」
「沙彩は陽向に捨てられてできた穴埋め。
俺は普段すり減らしてる精神の回復」
「……なにしたの」
「……まぁ、軽く言ったらセフレだよね」
一応、ちゃんとは付き合ってたけど……とどんどん空気が悪くなる部屋。
そして最終的に。
「あーあ、死んだ」
陽向、俺のベッドで小さく丸くなって、病む。
「でもまぁ、沙彩は陽向が戻ってきて幸せそう、だけど」
「雪兎は〜?」
伊織は、お酒を飲みながら、どーなん?と聞く。
「別に、俺今誰も……」
「あれだよ、ユキは今1人女いるから」
「……いないから」
その間はいるな、おい。
「いるじゃん。一個下のさ」
「え、ほんと言わないで。マジで」
「ていうか、雪兎、彼女作らないって言ってなかったっけ」
「……沙彩の存在抹消してカウントしないつもりだったんだけど。別に、お互い慰めてただけだし」
「……なに、お互いって」
「沙彩は陽向に捨てられてできた穴埋め。
俺は普段すり減らしてる精神の回復」
「……なにしたの」
「……まぁ、軽く言ったらセフレだよね」
一応、ちゃんとは付き合ってたけど……とどんどん空気が悪くなる部屋。
そして最終的に。
「あーあ、死んだ」
陽向、俺のベッドで小さく丸くなって、病む。
「でもまぁ、沙彩は陽向が戻ってきて幸せそう、だけど」
「雪兎は〜?」
伊織は、お酒を飲みながら、どーなん?と聞く。
「別に、俺今誰も……」
「あれだよ、ユキは今1人女いるから」
「……いないから」
その間はいるな、おい。
「いるじゃん。一個下のさ」
「え、ほんと言わないで。マジで」