綺桜の舞う
「へぇ〜。いるじゃん。本命?セフレ?」
「…………セ」
「あら〜、ユッキー割とやり手じゃーん」
「ちがっ、俺は本命のつもりだったんだけど……。
気づいたら、あれ?って……」
「うんうん、あるある」


ねぇよ。





で、結局、雪兎と伊織は2人でセの話について語り出した。
2人が会話から離脱。


背後から、本命は難しいだの、セは都合良すぎて逆に不安になるだの、あいつらにしかわからん話をしてる。


「朔は最近どー?初日、スマホぶっ壊れてたけど」
「あ?まぁいつものことだよ。別に今更気にしてねーけど」
「ケンカ増えてるけどね」
「……それは圧倒的に俺が悪いというか。
昔の名残で、女の扱い間違えるっていうか。
……フリーの時と同じ感覚でいちゃうんだよ」


……こいつはこいつでやってんじゃねーか。
え、夜桜治安悪くね?
チャラいのは一つの族に一人でもう飽和状態だろ。
なんで2人もいんだよ。
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