綺桜の舞う
28.過去の代償
「ねね、これとこれならどっちが好き?」
「いやごめん、俺にはほとんど一緒に見える」
「んん?そっか」
無事3日後に退院した俺は、心配させた叶奏へのお詫びとして、かねてから行きたい、と駄々を捏ねられていた……水着コーナー。
いや、もうなんかな。
一回入ると何も思わんくなるのな。
不思議な気分だわ。
今日のために何回も倉庫を空けて悪い、って伊織に死ぬほど謝って、事故しないならなんでもいいんじゃね?って、言われた。
水着買うのもあって、今日は姉貴に車出してもらったわけだけど、俺らが水着探ししてる間はどっかで遊んでるらしい。
姉貴曰く、ナンパ待ち。
……こないだは彼氏がどーたらって散々喚いてたクセに。
「湊くんは、白と黒ならどっちが好き?」
「水色」
「……ねぇ、選択肢」
「え、いや……白とか黒より、叶奏は水色かなって」
「んん……そっか。私水色?」
「うん」
「じゃあ水色の探す」
「いやごめん、俺にはほとんど一緒に見える」
「んん?そっか」
無事3日後に退院した俺は、心配させた叶奏へのお詫びとして、かねてから行きたい、と駄々を捏ねられていた……水着コーナー。
いや、もうなんかな。
一回入ると何も思わんくなるのな。
不思議な気分だわ。
今日のために何回も倉庫を空けて悪い、って伊織に死ぬほど謝って、事故しないならなんでもいいんじゃね?って、言われた。
水着買うのもあって、今日は姉貴に車出してもらったわけだけど、俺らが水着探ししてる間はどっかで遊んでるらしい。
姉貴曰く、ナンパ待ち。
……こないだは彼氏がどーたらって散々喚いてたクセに。
「湊くんは、白と黒ならどっちが好き?」
「水色」
「……ねぇ、選択肢」
「え、いや……白とか黒より、叶奏は水色かなって」
「んん……そっか。私水色?」
「うん」
「じゃあ水色の探す」