綺桜の舞う
「沙彩のこと好きなの?」
「……っ、あのっ、沙彩ちゃんには、言わないで、ください……」
「言わないよ?でも、沙彩なかなかキツい性格してるから、頑張ってね」
優しく、子どもみたいに陽向の頭を撫でる。
「……叶奏ちゃん、ちっちゃい」
「な……それは言っちゃダメなやつです」
「あ、ごめんね?ちっちゃくても可愛いよ?」
……なんだこの戯れ。
俺の周りで哀愁漂う会話しないで欲しい。
「叶奏ちゃん、可愛いね。
ね、みーにゃんもそう思うでしょ?」
「…………別に」
「何、今の間」
……だって。
普通に整った顔だと思うし、それなりに可愛い……とは思うけど、……。
姫野の目の前で、こんなこと言うの、なんか嫌だし。
「もぉー、みーにゃんってば素直じゃないなー」
可愛いって言ってあげなよー、とぷくっと口を膨らませる陽向。
そのほっぺたをつつく姫野。
「……っ、あのっ、沙彩ちゃんには、言わないで、ください……」
「言わないよ?でも、沙彩なかなかキツい性格してるから、頑張ってね」
優しく、子どもみたいに陽向の頭を撫でる。
「……叶奏ちゃん、ちっちゃい」
「な……それは言っちゃダメなやつです」
「あ、ごめんね?ちっちゃくても可愛いよ?」
……なんだこの戯れ。
俺の周りで哀愁漂う会話しないで欲しい。
「叶奏ちゃん、可愛いね。
ね、みーにゃんもそう思うでしょ?」
「…………別に」
「何、今の間」
……だって。
普通に整った顔だと思うし、それなりに可愛い……とは思うけど、……。
姫野の目の前で、こんなこと言うの、なんか嫌だし。
「もぉー、みーにゃんってば素直じゃないなー」
可愛いって言ってあげなよー、とぷくっと口を膨らませる陽向。
そのほっぺたをつつく姫野。