綺桜の舞う
「本気?大丈夫?トカゲの尻尾でも強いことには代わり無いと思うけど」
「あぁ。でも。
叶奏は俺たちの仲間だし、湊もそわそわしてんだろ。早く行ってこい」
「……相手は、蛍ちゃんだよ?」
「蛍は、俺の女だから」
伊織は覚悟を決めた朔の顔を見て敵に背を向ける。
「撤収。刃牙の倉庫行くよ。
お互い、いい報告できるように全力でつぶしに行く」
俺たちは、切羽詰まった顔の朔を司令塔に残して、バイクに跨った。
俺は伊織と並走する。
「あいつ、1人にして良かったのかよ……割ときつそうな顔してたぞ」
「当たり前でしょ。相手は自分の彼女なんだから。
でも、信用するしかない。今の俺たちに刃牙と戦うだけの戦力があるは夜桜と陽向だけ。だからって全体で戦ってもあの雑魚には戦力が高すぎる。
トカゲの尻尾だって考えたらあそこで負けてもさして支障はない。
負けるか負けないか微妙なくらいの、足止めできるくらいの量を残すのが1番効率的だよ」
あとは、朔の気持ちも汲んで。
「あぁ。でも。
叶奏は俺たちの仲間だし、湊もそわそわしてんだろ。早く行ってこい」
「……相手は、蛍ちゃんだよ?」
「蛍は、俺の女だから」
伊織は覚悟を決めた朔の顔を見て敵に背を向ける。
「撤収。刃牙の倉庫行くよ。
お互い、いい報告できるように全力でつぶしに行く」
俺たちは、切羽詰まった顔の朔を司令塔に残して、バイクに跨った。
俺は伊織と並走する。
「あいつ、1人にして良かったのかよ……割ときつそうな顔してたぞ」
「当たり前でしょ。相手は自分の彼女なんだから。
でも、信用するしかない。今の俺たちに刃牙と戦うだけの戦力があるは夜桜と陽向だけ。だからって全体で戦ってもあの雑魚には戦力が高すぎる。
トカゲの尻尾だって考えたらあそこで負けてもさして支障はない。
負けるか負けないか微妙なくらいの、足止めできるくらいの量を残すのが1番効率的だよ」
あとは、朔の気持ちも汲んで。