綺桜の舞う
「……なぁ蛍、一つだけ、聞いていいか?」
「……っ、な、に」
「ここにいるメンツ、やけに強くね?そっちの」
「……蛍は知らない」
「人数、多すぎだろ。刃牙のメンツ、3分の1ぐらいいない?」
「そんなの……」
「お前、副総長のくせになんでここにいんの?」
「……っ」
あれ、痛いとこついた?とニヤける朔。
「蛍、やっぱ俺のこと好きだね」
「なんのこと?蛍は刃牙の人間で」
「いや、蛍はちゃんと、夜桜の人間だよ」
勝ち誇った笑みを浮かべる朔。
蛍の思惑は、全部、朔に筒抜けみたいだ。
「どこまでが予定通りだった?」
「……朔が、ここに自分から留まるって言ったとこ。
戦いが始まって、こっちが優勢だったところ」
「どこから、狂い始めた?」
にやにやと、余裕な笑み。
蛍は、何のためにここにいるんだ。
なんのために、ここでこいつらを足止めしてるんだ。
なんのために、朔を裏切って趣味の悪い特攻服を着てるんだ。
「……朔が、全然倒れてくれないとこっ」
朔を倒せなきゃ、意味ないじゃないか。
「……っ、な、に」
「ここにいるメンツ、やけに強くね?そっちの」
「……蛍は知らない」
「人数、多すぎだろ。刃牙のメンツ、3分の1ぐらいいない?」
「そんなの……」
「お前、副総長のくせになんでここにいんの?」
「……っ」
あれ、痛いとこついた?とニヤける朔。
「蛍、やっぱ俺のこと好きだね」
「なんのこと?蛍は刃牙の人間で」
「いや、蛍はちゃんと、夜桜の人間だよ」
勝ち誇った笑みを浮かべる朔。
蛍の思惑は、全部、朔に筒抜けみたいだ。
「どこまでが予定通りだった?」
「……朔が、ここに自分から留まるって言ったとこ。
戦いが始まって、こっちが優勢だったところ」
「どこから、狂い始めた?」
にやにやと、余裕な笑み。
蛍は、何のためにここにいるんだ。
なんのために、ここでこいつらを足止めしてるんだ。
なんのために、朔を裏切って趣味の悪い特攻服を着てるんだ。
「……朔が、全然倒れてくれないとこっ」
朔を倒せなきゃ、意味ないじゃないか。