綺桜の舞う
なのに湊くんはまっすぐ自分の足であの拳銃を持つ相手にゆっくり歩いていく。
ユキも琥珀ちゃんも、薫風に向かって歩いていく。
「叶奏ちゃん、ちゃんと見ときな?
湊も、ユッキーも琥珀ちゃんも、ちゃんと過去に向き合ってんだから。叶奏ちゃんも考えなきゃいけないこと、あるでしょ」
考えなきゃ、いけないこと。
『自分の身の振り方考えとけ』
私は、どうしたいんだろう。
どうすればいいんだろう。
何を取るのが正解で、何が自分を幸せにしてくれるんだろう。
戦いは始まっていた。
傷だらけになりながら戦うユキと琥珀ちゃん。
ただならぬ緊張感、拳銃を向ける男と、それにも動じない湊くん。
頭が情報過多で、何も考えられないのが、現状。
身の振り方、なんで言われても、一度刃牙を選んだ手前、今更何をしようと……。
───『そんな虫のいいことが、あの倉庫なら起こるんじゃない?
みんな、仲間思いのいい子でしょ?』
記憶の奥深く、何かが響く。
ユキも琥珀ちゃんも、薫風に向かって歩いていく。
「叶奏ちゃん、ちゃんと見ときな?
湊も、ユッキーも琥珀ちゃんも、ちゃんと過去に向き合ってんだから。叶奏ちゃんも考えなきゃいけないこと、あるでしょ」
考えなきゃ、いけないこと。
『自分の身の振り方考えとけ』
私は、どうしたいんだろう。
どうすればいいんだろう。
何を取るのが正解で、何が自分を幸せにしてくれるんだろう。
戦いは始まっていた。
傷だらけになりながら戦うユキと琥珀ちゃん。
ただならぬ緊張感、拳銃を向ける男と、それにも動じない湊くん。
頭が情報過多で、何も考えられないのが、現状。
身の振り方、なんで言われても、一度刃牙を選んだ手前、今更何をしようと……。
───『そんな虫のいいことが、あの倉庫なら起こるんじゃない?
みんな、仲間思いのいい子でしょ?』
記憶の奥深く、何かが響く。