綺桜の舞う
「……っ、か、叶奏です」
姫野……叶奏は馬鹿みたいに嬉しそうに俺の腕の中で顔を赤くさせる。
「私も……拗ねて結構ガチめに殴っちゃってごめんなさい。痛いよね?」
「本当に痛い」
「ご、ごめんなさい……」
「いーよ。俺が悪かったし」
「湊くん」
「何」
「可愛いですか?」
「……可愛い」
顔をあげようとする姫野の頭を押さえて姫野の背中に回す手に力を入れる。
……こんな緩んだ顔とか、見せられない。
数分後、姫野は俺の腕の中で寝ていた。
学校の保健室のベッドで、カーテン全開、こんな状況何を疑われようともう何も言えないとても危険な状況ではあるけども、もういいや、と少し投げやり。
グラウンドの方から聞こえてくる音楽も、軽く子守唄状態。
「湊〜?事後?」
「なわけないだろ」
入ってくると同時にいらない爆弾を投下する伊織。
叶奏が起きてたら本当にどうしようもない雰囲気になっていただろう。
……とんでもない男だ。
姫野……叶奏は馬鹿みたいに嬉しそうに俺の腕の中で顔を赤くさせる。
「私も……拗ねて結構ガチめに殴っちゃってごめんなさい。痛いよね?」
「本当に痛い」
「ご、ごめんなさい……」
「いーよ。俺が悪かったし」
「湊くん」
「何」
「可愛いですか?」
「……可愛い」
顔をあげようとする姫野の頭を押さえて姫野の背中に回す手に力を入れる。
……こんな緩んだ顔とか、見せられない。
数分後、姫野は俺の腕の中で寝ていた。
学校の保健室のベッドで、カーテン全開、こんな状況何を疑われようともう何も言えないとても危険な状況ではあるけども、もういいや、と少し投げやり。
グラウンドの方から聞こえてくる音楽も、軽く子守唄状態。
「湊〜?事後?」
「なわけないだろ」
入ってくると同時にいらない爆弾を投下する伊織。
叶奏が起きてたら本当にどうしようもない雰囲気になっていただろう。
……とんでもない男だ。