綺桜の舞う
「仲直りしたようで何より。
それより。
ちょーっと大事な話、いい?」
伊織はゆっくり近づいてきて、俺たちのベッドのそばに立つとカーテンを閉める。
「どうした?」
雰囲気的に、ほんとに真剣な話。
「今日は10人、既にやられてんね」
「あぁ……」
「そろそろ本格的に危ないと思う。
夜桜の倉庫の場所も割れて来たらしくてちょくちょく周辺で襲撃されてるらしいし」
「綺龍倉庫の襲撃も近いな」
「だね……もしかしたら、蛍ちゃんの家もお前らの家も割れてるかも……しばらく倉庫に泊まりな」
「だな……」
「夜桜の倉庫から2人の服と、一応ヘルプ50人、来てくれるらしいから」
「族はどこかわかってんのか?」
「あぁ……」
「赤蜘蛛だった」
「……そうか」
俺はギュッと叶奏の手を握った。
それより。
ちょーっと大事な話、いい?」
伊織はゆっくり近づいてきて、俺たちのベッドのそばに立つとカーテンを閉める。
「どうした?」
雰囲気的に、ほんとに真剣な話。
「今日は10人、既にやられてんね」
「あぁ……」
「そろそろ本格的に危ないと思う。
夜桜の倉庫の場所も割れて来たらしくてちょくちょく周辺で襲撃されてるらしいし」
「綺龍倉庫の襲撃も近いな」
「だね……もしかしたら、蛍ちゃんの家もお前らの家も割れてるかも……しばらく倉庫に泊まりな」
「だな……」
「夜桜の倉庫から2人の服と、一応ヘルプ50人、来てくれるらしいから」
「族はどこかわかってんのか?」
「あぁ……」
「赤蜘蛛だった」
「……そうか」
俺はギュッと叶奏の手を握った。