綺桜の舞う
9.収束の兆し
「蛍ちゃんと叶奏ちゃんは総長室のベッド使っていーよ?ここのベッドはちゃんと夕がお掃除してくれてるから綺麗だよ」
「ありがとう〜」
2人してモコモコのパジャマを着て蛍は叶奏の服の裾を掴んで眠そうに目を擦っている。
「蛍と一緒に寝るの1ヶ月ぶりかも」
「だね……蛍は成くんにおやすみしに行きたい」
「ん、言いにいこ」
自由な2人は早々に幹部室を出て行こうとするから、慌てて伊織がついていく。
「ゆーはおうち帰ったの?」
「あぁ、しばらく来ない方がいいって言っておいた」
「そっかそっか……危ないもんね」
少し緊張気味の陽向。
常駐虫たちの中で結構強い奴らも何人かやられ始めた。
相手は2000の戦力を誇る大型の族、赤蜘蛛。
さほど強くないとはいえ流石に集団で襲撃されたら。
数の暴力。
急遽2人の安全を確保するために倉庫で寝泊りすることになった。
「ゆーから聞いたんだけど向こう、2000はいるらしいね」
「あぁ」
多分、人数比的にはあの、夜桜が姿を消したあの戦いと変わらない。
不安が、募る。
帰って来た2人を総長室で寝かせて、3人で幹部室のソファで仮眠。
「ありがとう〜」
2人してモコモコのパジャマを着て蛍は叶奏の服の裾を掴んで眠そうに目を擦っている。
「蛍と一緒に寝るの1ヶ月ぶりかも」
「だね……蛍は成くんにおやすみしに行きたい」
「ん、言いにいこ」
自由な2人は早々に幹部室を出て行こうとするから、慌てて伊織がついていく。
「ゆーはおうち帰ったの?」
「あぁ、しばらく来ない方がいいって言っておいた」
「そっかそっか……危ないもんね」
少し緊張気味の陽向。
常駐虫たちの中で結構強い奴らも何人かやられ始めた。
相手は2000の戦力を誇る大型の族、赤蜘蛛。
さほど強くないとはいえ流石に集団で襲撃されたら。
数の暴力。
急遽2人の安全を確保するために倉庫で寝泊りすることになった。
「ゆーから聞いたんだけど向こう、2000はいるらしいね」
「あぁ」
多分、人数比的にはあの、夜桜が姿を消したあの戦いと変わらない。
不安が、募る。
帰って来た2人を総長室で寝かせて、3人で幹部室のソファで仮眠。