綺桜の舞う
「行く!湊くん、バイク!」
「へいへい」
こんなの伊織にバレたら恥ずかしすぎてもう倉庫に行けない。
これが叶奏の鞄の中にある盗聴器に垂れ流されてると思うだけで心が軋む。
「……好き?」
「……好き」
ニコニコと笑う叶奏は最近常に甘えたモード。
本当にどこでも気にせず「湊くんっ」って叫びながら抱きついてくる。
俺は叶奏をバイクの後ろに乗せると、学校まで20分。
駄々をこねる叶奏を教室に送り届けて、自分の教室へ。
普段なら、ここで1人でスマホを触り出すところなんだけど、今日はいつもと違う。
「……湊くん」
「ん?どした」
普段なら教室では絶対に話しかけてこないのに。
蛍はじっと俺のことを見つめている。
「……お話、あるの」
「へいへい」
こんなの伊織にバレたら恥ずかしすぎてもう倉庫に行けない。
これが叶奏の鞄の中にある盗聴器に垂れ流されてると思うだけで心が軋む。
「……好き?」
「……好き」
ニコニコと笑う叶奏は最近常に甘えたモード。
本当にどこでも気にせず「湊くんっ」って叫びながら抱きついてくる。
俺は叶奏をバイクの後ろに乗せると、学校まで20分。
駄々をこねる叶奏を教室に送り届けて、自分の教室へ。
普段なら、ここで1人でスマホを触り出すところなんだけど、今日はいつもと違う。
「……湊くん」
「ん?どした」
普段なら教室では絶対に話しかけてこないのに。
蛍はじっと俺のことを見つめている。
「……お話、あるの」