☆思いのままに☆
少しボーっとしていると美月が急に俺の手を引いて走り出した。

我に返ると自分の目的を思い出し、

「∑ってか、結局トイレはドコだよー!!」

と叫んでいた。

「トイレ!?んじゃあそこ行くぞ!!」

と美月が言い、引っ張られるまま俺は美月の後を走った。

手を繋がれている事に妙に緊張した。

そんな事を考えているとトイレに着いたらしい。

…何で美月はトイレの場所知ってんだ?

※あなたが方向音痴なだけです。

トイレには隼人と要がいて、美月が女装しているワケなどを詳しく聞いた。

「悪かったな。女装までさせちまってι」

「いーよ♪気にすんなよ♪ダチ助けんのは当たり前だ♪」

そう言って笑った。

それから和やかな雰囲気だったんだが、ある奴の変態発言でそれは壊れた。
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