舞い始めた心

「大丈夫ですか?」

「うっ、なんか、急に。」
顔みると、同期の大原さんでした。

「大原さんちょっと待ってね。」

-電話をした-

「はいもしもし。どうしたの道場さん」

「会議室で大原さんが苦しそうにしてます。応援と一応AEDもってきていだだけませんか。救急車も、お願いします。」

たったそんな連絡をしてるだけなのに、大原さんの顔色が悪くなっていく。


「大原さん!既往歴ありますか?」

首を横にふる

すると「うっ」と言って大原さんは意識を失った。

えっえっ心はパニック

救命講習は勉強したって覚えてないよー。

落ち着け落ち着け私しかいない。

もう一回声をかける。
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