ヤマジ君の…ヒミツ★
「え……えーと……。ん――とりあえずここはみんなでお茶でもしにいこっか?」


工藤聡史はにっこり微笑んで能天気にそう答えた。

く……。


空気読めてね―――……。

全然、状況判断できてないし!


案の定……


「はぁ? 何言ってんの? バカにしてるん?」などと、さらに罵声を浴びる結果となってしまった。


これは推測でも何でもなくて、あたしでもわかるこの状況。


工藤聡史は、ここにいる女の子全員に良い顔をしていたのだろう。

世間一般でいうところの三股ってヤツかな。


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