ヤマジ君の…ヒミツ★
「……っつうことで!」


急にテンションを上げた工藤聡史が、パッとヤマジ君の肩から手を離すと、あたしの方へ向いた。


あたしはビクンと体を震わせて、慌ててパソコンに向き直った。



「ええっと……山田さんは……月曜の夕食は、サラダと……ヨーグルト…っと。ええっ……こんなんで足りるのかなぁ……」


などとブツブツ言いながらデータを入力しているフリをする。

はっきりいってもう他人の「ヘルスアップ計画」なんてどうでも良かった。


今あたしの頭の中を占めているのは、ここにいる男二人の「エロスアップ計画」(なんの計画だ……)のみ!



「ぎゃっ!」


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