ヤマジ君の…ヒミツ★
「ま、えーわ。あ、これ鍵な。ちゃんと戸締りしてきたから」


そう言って、工藤聡史はヤマジ君に家の鍵らしきものを手渡していた。


キタ―――!


これ決定でしょ?


つまり、昨夜、工藤聡史はヤマジ君ちにお泊りしたってことよね。


うわわわわ。

なんか興奮しちゃうわ。



「つーか、オレ、マジ眠いんだけど」


ヤマジ君はふわあああと大きな欠伸をした。

目の縁に涙が溜まってて、それがまたなんとも可愛い。


「サトシ、ひどいよ。寝かしてくんないんだもん」




何?



寝かせてくれないですって?

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