ヤマジ君の…ヒミツ★
ヤマジ君は片目だけパチンと開けてあたしを見る。


「いや。さっききたとこ。ダルかったから…授業フケたくて……。一応保健委員だし」


あ……そですか。

ちょっとがっかり。


ヤマジ君はそのまま目を閉じた。

あっという間に眠りに落ちたのか、スースーという寝息が聞こえてきた。


ヤマジ君、寝ちゃったのかな?


あたしはベッドから降りるとヤマジ君の方へ近づいた。
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