ヤマジ君の…ヒミツ★
なっ……
なんだとぉおおお?
何考えてんの?
ここ、どこだと思ってるのよ?
学校よ?
保健室よ?
さっき自分もヤマジ君にキスしようとしたことなんて、すっかり忘れてしまっていたあたしは、怒りのためにカーテンを持つ手がブルブルと小刻みに震えてきた。
「こういうのヤメてくんない?」
そこでようやくヤマジ君が口を開いた。
さっきとは明らかに口調が違う。
きっと怒ってるんだ。
あの穏やかな彼が、こんな感情を表に出すのはめずらしい。
だけど、そのことに姫子はまだ気づいていないようだ。
そのまま体重をヤマジ君に預けて、ぎゅっと抱きついた。
「なんでよー? ファンは大事にしなあかんやん? 今度のライブのチケットもあたし、50枚も裁いてんよ? お礼は体で払ってよ……みたいな。きゃはは」
何なの……そのめちゃくちゃな論理は。
なんだとぉおおお?
何考えてんの?
ここ、どこだと思ってるのよ?
学校よ?
保健室よ?
さっき自分もヤマジ君にキスしようとしたことなんて、すっかり忘れてしまっていたあたしは、怒りのためにカーテンを持つ手がブルブルと小刻みに震えてきた。
「こういうのヤメてくんない?」
そこでようやくヤマジ君が口を開いた。
さっきとは明らかに口調が違う。
きっと怒ってるんだ。
あの穏やかな彼が、こんな感情を表に出すのはめずらしい。
だけど、そのことに姫子はまだ気づいていないようだ。
そのまま体重をヤマジ君に預けて、ぎゅっと抱きついた。
「なんでよー? ファンは大事にしなあかんやん? 今度のライブのチケットもあたし、50枚も裁いてんよ? お礼は体で払ってよ……みたいな。きゃはは」
何なの……そのめちゃくちゃな論理は。