ヤマジ君の…ヒミツ★
驚いたあたしは、立ち上がると、ベッドの端に腰掛けた。
ヤマジ君にもっと近づいて、彼の話をちゃんと聞いてみたくなったのだ。
「まぁ、例えばの話だけどね。心のこもってないキスにどれほどの意味があんのかな? 無理やりしたって、相手の気持ちを手に入れることなんてできないでしょ?」
違うよ……ヤマジ君。
ヤマジ君にとってそうだとしても、相手に特別な感情があれば、それはやっぱり特別な意味を持つキスなんだよ。
姫子だって、だからキスしたかったんだと思う。
ヤマジ君に触れたかったんだと思う。
あたしはポツリと呟く。
「じゃ、ヤマジ君はあたしにもキスできるっていうの?」
特別な意味を持たないキスを……。
ヤマジ君は一瞬目を丸くしたかと思ったら、小首を傾げてあたしの目を覗き込む。
「キスしたいの? オレと」
ヤマジ君にもっと近づいて、彼の話をちゃんと聞いてみたくなったのだ。
「まぁ、例えばの話だけどね。心のこもってないキスにどれほどの意味があんのかな? 無理やりしたって、相手の気持ちを手に入れることなんてできないでしょ?」
違うよ……ヤマジ君。
ヤマジ君にとってそうだとしても、相手に特別な感情があれば、それはやっぱり特別な意味を持つキスなんだよ。
姫子だって、だからキスしたかったんだと思う。
ヤマジ君に触れたかったんだと思う。
あたしはポツリと呟く。
「じゃ、ヤマジ君はあたしにもキスできるっていうの?」
特別な意味を持たないキスを……。
ヤマジ君は一瞬目を丸くしたかと思ったら、小首を傾げてあたしの目を覗き込む。
「キスしたいの? オレと」