【完】今夜も愛してあげる。




「もう一度彼ときちんと話し合って、私の思いを伝えた上で、それでも分かってくれなかったらもう駄目ですね……あはは」



すると、突然カウンターの奥から手が伸びてきて私の片手手を包み込むようにそっと重ねられた。




「俺なら、あなたを悲しませたりはしないのに」



「あの、て、店員さん………?」






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