【完】今夜も愛してあげる。
「……私のプライベートを職場の方に言いふらしたりしないって約束できますか?」
「する訳ないし、話をする相手も暇もないから大丈夫。さぁ、裸のままだと冷えるから着替えて一緒に寝よう」
何事も無かったように着替え始める。
腑に落ちずにいながらも、プレゼントされたシルク素材のパジャマに袖を通すと、おいでと腕を広げる彼の元へ向かい、温もりに包まれて眠りについた。
湊叶さんじゃなかったら絶対訴えてた。
ほんと、過保護が過ぎるんだよ。
私の事お嬢様だと思ってるんだろうか。
…大事にされるのは悪くないけどね。
Chapter.4 完