【完】今夜も愛してあげる。












――――深夜1時


性行為が始まって3時間くらい経ち、


後背位の状態でずっと突かれまくって、私は枕に顔を押し付けてひたすら嬌声が出るのを抑えている。




「声を我慢するな」と顔を上げさせ、しつこいほどにキスや愛撫もされた。どんな鬼畜。



ゴムに精液を出したら付け替えてまた出しての繰り返しで、終わりが全く見えない。



何回やれば気が済むのよ、この絶倫男……!



身に覚えのない怒りに付き合わされて、いい迷惑だよ!


ヤバ、このままイカされ続けたら気絶しそう……






「みなと、さ………っ、あっ!
お願いです、もう、許してくださ……っ」


「駄目だ。ほら、お尻下がってるよ」




何度懇願しても聞き入れて貰えず、下手したら朝まで続きそうで怖い。





……ああ、どこで選択肢を間違えたんだろう。





もし過去に戻れるなら、お見合いした時からやり直したい。

ルート変更願います。





彼の重みを感じながら、

浮気以外の決定的な彼の秘密を知れば、ここから逃げられるかもしれない、とうっすら考える。




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