26歳、婚活したら恋しました
婚活パーティーのあった地域は、
わたしの活動範囲外であまり来たことがなかったので
お店は彼に任せることにした。
話しながらお店に向かう。
彼が連れてきてくれたのは、
お洒落な和食居酒屋だった。
半個室の席に案内され、ビールで乾杯する。
「食べれないものある?」
「いっぱいある」
「え、例えば?」
「野菜?」
「食べれるものないじゃん」
「生じゃなかったら大丈夫!
だけどトマトときゅうりは無理。
飲みに行くとみんなカプレーゼ頼むけど
トマトもチーズも嫌いだから地獄なんだよね」
「チーズもダメなの?」
「固形がだめなの、溶けてれば大丈夫」
「そうなんだ、メモしておこう」
そう言って携帯にわたしの食べ物をメモしだす彼。
めちゃくちゃ可愛いと思ってしまった。
フードは彼に任せて頼んだけれど、
おばんざいの3種おまかせを頼んだら
1品がプチトマトの料理でふたりで爆笑した。