26歳、婚活したら恋しました

「さっき男の人どんな人がいたの?」


婚活パーティーの話になった。


彼を除く4人の話をした。



「じゃあ女性陣はどんな人だった?可愛かった?」


彼は他の女性の話をしてくれた。


可愛かった?という質問には、普通だよと返ってきた。


ほとんど保育士で接客業のわたしは珍しかったらしい。



「隣の席の子とずっと話してたから

絶対わたしのこと選ばないと思った」


「すごい話しかけてきてさ、

面白いのが4番の人と一言しか話さなくて

時間来るまでずっと沈黙だったんだって」


「え?そんなことある?

少し人見知りっぽかったけど

普通に時間の間ずっと話してたけどね」


「あと愛巳さんのことずっと可愛いって言ってたよ」


「あの子も可愛かったよね」


「まぁそういう話をずっと聞いてた」


「その子のこと選ばなかったの?」


「いいね押すねって言って押したのに

向こうはいいね押してくれなかったんだよね。

きびしーい」


「じゃあわたしは消去法じゃん」


「そういうわけじゃないよ!」


「ふーん」


「いいじゃん、お互い1番同士なんだし」


「いつわたしが1番に選んだって言った?」


「え…」


「うそ、1人しか選んでないよ」


「傷ついた…」



彼は隣の子にも気があったらしい。
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