26歳、婚活したら恋しました
そしてお昼になり、トリックアートは諦め、
近くを散歩しがてらご飯を食べに行くことになった。
道中に写真を撮る行宗。
わたしもカメラを持って出てきたので一緒に撮る。
行宗を真似して粋なものも撮ってみたりした。
そして2駅分歩いたわたしたちは、
デパートのレストランに入った。
ごはんを待つ間、撮った写真をふたりでみる。
行宗が好きそうだなと思う写真を見せると
「これめっちゃいい、どこにあったの」
と興奮していたので、ドヤっておいた。
料理が運ばれてきて、ご飯を食べ、そのまま解散した。
家に帰ると今まで楽しかったのに、
自分がどうしたいのか分からず涙が出てきた。
行宗に会うと心が揺らぐ自分がいて、
それなら会わなければいいだけなんだけど
自分を好きでいてくれる存在を手放したくなくて
良くないと分かっていても断ち切れなかった。