26歳、婚活したら恋しました
気がつくと4時間近く時間が経っていて、
さすがに疲れたわたしたちは帰ることにした。
帰ると言っても餃子を作る予定だったので
スーパーに寄って買い物をしてわたしの家に向かった。
「おじゃまします」
「狭いけどどうぞ」
少しふたりで休憩して、餃子作りに取り掛かる。
わたしがキャベツを切って、
彼がボウルに入れた食材をこねる。
初め嫌そうにしていたのでビニール手袋を渡すと、
「流石」
と嬉しそうに褒められた。
そして具材と皮と濡らす用の水を持って
キッチンから部屋に移り座って餃子を包んだ。
彼も何度か作ったことがあるようで、
男性にしては手慣れた手つきで餃子を包んでいた。
包み終えた餃子をまとめてフライパンで焼き、
お皿に写して完成。
お皿にジャストフィットすぎて可笑しくて
ふたりで餃子の写真を撮って笑った。
ビールを冷やしておいたので、
ふたりでビールを片手に乾杯して餃子を食べた。